NEW POST

ピアノと心

e0014553_09531871.jpg

毎朝
わが家で
ピアノの音色が
流れるようになって
4年くらいたつのかな

「ド」の音はここですよ
からはじまって
どんどん
聴きごたえのある曲がながれるようになり

やっとこ
電子ピアノを
手にいれてあげられた


わたしも
鍵盤経験があるのだけれど
わたしの場合は
先生を困らせてばかりだった
レッスンのある日に
ちょろっとうちで弾いて
その場しのぎ

教室の中で
わたしはおちこぼれ
というか
できなくて当然だし
そんなこと気にしてもいなかった

それなのに
だらだら だらだら
幼稚園ではじめたピアノは
大学に入学するために引っ越す直前まで
なんとなくつづいていた

やさしすぎる先生は
そんなわたしを責めることもなく
毎週うけいれてくれた

受験をひかえた時期には教会音楽のようで心が静められるバッハ
悩める年頃には感情をこめられるショパン
刺激を求めて新生活をたのしむときには前衛的な和音が登場するドビュッシー

先生はいつもわたしをみていてくれた

一方で
与えられた曲を
言われたとおりに
こなすことが
わたしにとっての音楽というものだった

内にもっている感情を
音で表現するなんて
かっこわるいとおもっていたし
できなかった

長年
レッスンに通わせてもらって
失敗作のわたしは
申し訳ないなーという想いも
ずっと抱えていた


電子ピアノが
わが家にとどいて
わたしもさわってみた

自分のレベルの低さを
自覚していたので
期待していなかったのに
やってみたら
なぜか
弾ける

いま
たのしい
音楽がたのしい
 たのしいぞーーー

こなすことだけを目的にやっていたから
感情表現の自由がきかないのがもどかしい

わがやの
ちいさなピアニストのおかげで
またわたしは
ひとつ自分を発見した

いいんだよ
まちがえても気にしなくていい
そのうち弾けるようになるから
技術より
歌うように弾こう
こうやって弾こうという
気もちを大切に


彼の先生はいつもおしえてくれる

わたしも
自分に足りなかったそれを
いまから取りもどしたい

そして
わが家のピアニストにも
ピアノが心の糧になってくれることをねがう

[PR]
by mminorun | 2017-06-22 10:49 | OLYMPUS PEN E-P5 | Comments(0)